とくしまの木育
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「木育」とは
「木育」とは、子どもをはじめとするすべての県民が『木とふれあい、木に学び、木でつながる』取り組みです。
それは、人が生まれ、その生命を終わるまで木を身近に使っていくことを通じて、人と森林との関わりを主体的に考えられる人づくりをめざしています。
「木育」がめざす人づくり
木とふれあい感性を育む
木と「ふれあう」ことにより感性を高め、木との関わりから自分自身を大切にすることを知り、人や自然に対する「気づき・尊敬する気持ち」を育てます。
木でつながる人づくり
身近な人と一緒に木で遊び、木に学び、木でつながる活動を通じて、木と森林、河川、都市とのつながりを想像することが重要です。また、人間活動における教育、環境、産業、消費などのつながりを理解して、木の良さや利用の意義を普及する人づくりをめざします。
「木育」がめざす社会
地域の個性を生かした木の文化
徳島県においては、豊富な森林資源を生かして、古くから林業を起点に木材関連産業や木工・家具製造、住宅分野まで裾野が広がってきました。
戦後植林された「徳島すぎ」がすくすく育ち、利用可能な資源となっている今、木材以外の工業製品との関わりの中で生きてきた人々の暮らしや環境、学びを見直して、県産材の利用促進による「木の文化」の再構築をめざします。
人と森林が共存できる社会
「木育」活動を通して、森林や自然に対する気づきと尊敬の気持ちをもち、木材の「つながり」を通じて地球環境保全を考え、人と森林が共存する新しい社会をめざします。
「木育」を通じた普及啓発
「木育」活動を通して、私たちの生活に新たな木材の活用を呼びかけるとともに、県産材を活用した建築物はもとより、町づくりやコミニュティーづくりへの活用をめざします。
「木育」への取り組み
木とふれあう
いつでも、どこでも、だれとでも、木とふれあう
心の健やかな発達のために、木の道具を使うことや生活空間に木を増やすこと、木や森と積極的に関わることで、「木の良さを感じる感性」をバランスよく育むことをめざします。
木に学ぶ
木の教材・学びの木育
徳島県の森林と木材、それらを取り巻く社会環境には、教材として活用できる魅力的な素材があふれています。
木や森との遊びや日常的な関わりの中から、森や木を身近に感じる環境をつくり、森や木と自分とのつながりに気づき、モノを創造する知恵や力を培っていくため、これらの素材を学校や地域のさまざまな学びの中に取り入れ、木の教材・学びの木育を作ります。
木でつながる
つながりを理解し普及する
木を通じて、人と森林のつながりや、川上から生産される木材が、川上の住宅や家具などに利用されるつながりを理解して、木の良さや利用の意義を普及します。
また、木製品を見て「どこで育った木か」「誰が育て、生産されたものか」「どのような加工がなされてきたものか」「どれだけの化石燃料を使って運ばれたものか」を知るための仕組みや、木材の生産者と消費者の架け橋となる活動を行います。